基本素材へのこだわり
和洋菓子づくりの基本素材は、卵・小麦粉・砂糖。
だからこそ松月堂では、すべてのお菓子のベースとなる基本素材選びにこだわります。
良い材料には良い産地で育まれた物語があり、ほかの素材との調和を生み出す包容力があり、そのままでも輝ける存在感があります。
素材と向き合い、対話することで生まれる極上の味。
松月堂は今日も最高の素材を探し求めます。
香り、風味の良い卵
和洋菓子のふんわりとした食感や、しっとりきめ細やかな口あたりをつくるのに大切な卵。こだわればこだわるほど、風味やコク、香ばしさ、舌ざわりなどさまざまな“おいしさ”へと変化します。「卵のおしいさは飼料で決まる」そう考える松月堂では、シンプルに素材の味わいだけを愉しんでいただきたいお菓子には、エサからこだわった特別な卵を使用しています。
厳選した品種の小麦粉
松月堂では、お菓子ごとに品種の異なる小麦粉を厳選して使用しています。たとえば、デリケートな味わいを愉しんでいただきたいショートケーキには、ふんわりと綿雲のように軽く、すぅっと口溶けのよいスポンジを焼き上げるための小麦粉を使用。ほろほろっとほどけるような口あたりが自慢のクッキーには、薄力粉をじっくり炒ってグルテンの粘り気を抑えるなど、細やかなところにもこだわっています。
お菓子ごとに使い分ける砂糖
砂糖には、お菓子に甘さを加えるだけでなく、生地のやわらかさを保ちしっとりとした口あたりにしたり、お菓子にきれいな焼き色をつけたり、クリームやフルーツといったそのお菓子の主役となる素材の持ち味を引き出す力を持っています。
国内外のさまざまな品種の中から砂糖を厳選し、一つひとつのお菓子に合わせてきめ細かく使い分け、最適な砂糖を使用しています。
素材のおいしさを引き出す“ひと手間、ふた手間”
手間ひまかければかけるほど、素材の味わいは繊細に変化していくもの。
その変化の先にある最高のおいしさに出会うために、松月堂では素材の魅力を最大限に引き出す製法にこだわっています。
目に見えないところに込めた“ひと手間、ふた手間”が、松月堂らしさです。
しっとり、ほろほろ、ざくざく、ふんわり。一つひとつのおいしさに遊びごころを持たせるため、お菓子ごとに異なるさまざまな食感をつくり出しました。お菓子によって使用する小麦粉を使い分けたり、その日の天気や湿度によって焼き加減を最適な状態で見極め、時間や温度をコントロールしたり。小さな妥協も許しません。
